チャーリーホースとは
サッカーやラグビー、アメフトやバスケットボールのようなコンタクトスポーツで、相手の選手の膝やヘルメットが太ももの前面に当たり発生します。
ぶつけた表面ではなく、深層の筋肉と大腿骨がぶつかり合い炎症を起こすため、受傷直後はあまり症状がなく、数時間後に悪化してきます。
肉離れと違い、ある程度動けてしまうため軽視しがちですが、完治せずにスポーツ復帰すると、骨化性筋炎という病気に移行してしまうため、初期の治療が大切です。
またスポーツの復帰時期にも細心の注意が必要です。
骨化性筋炎とは、筋肉組織内に溜まった血が体内に吸収されずに骨化してしまう疾患で、一度骨化性筋炎になると、整形外科での投薬治療となり半年~1年間スポーツに復帰できなくなります。
治療期間
損傷の程度によりますが、スポーツの制限を厳守すれば軽度のもので1~2週間程度、中等度で2~4週間、重度のもので4~6週間で症状が消失します。
症状の改善が見られない、または骨化性筋炎への移行が疑われる場合は専門医を紹介いたします。
日常生活で気を付けること
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スポーツ活動を中止する
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受傷後72時間はしっかりとアイシングを行う
膝関節を最大限に曲げて行うことが重要です
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しっかりと患部を圧迫固定する
時期をみてストレッチを開始する
開始時期は当院からご案内いたします。
圧迫固定、アイシング、電気治療、手技治療、テープ治療、ストレッチを行います。
しっかりと圧迫固定し、アイシング・電気治療を中心にスポーツの制限を行うことで症状を消失させることができます。