◆ 坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛は、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて走る「坐骨神経」が圧迫・刺激されて起こる痛みやしびれの総称です。
疾患名ではなく「症状名」なので、原因は人によって異なります。


◆ 主な原因

✅ ① 腰椎椎間板ヘルニア

椎間板が後方へ飛び出して坐骨神経を圧迫する。

✅ ② 腰部脊柱管狭窄症

神経の通り道が狭くなって圧迫される。

✅ ③ 梨状筋症候群

お尻にある梨状筋が固くなり、坐骨神経を締めつける。

✅ ④ 仙腸関節の機能不全

骨盤のズレ・硬さで神経に負担が出る。

✅ ⑤ 姿勢不良・筋力低下

猫背、反り腰、長時間同じ姿勢で神経や筋肉に負担がかかる。


◆ 主な症状

  • お尻から太もも裏にかけての痛み・しびれ
  • 足がつるような感覚
  • 足先の冷え・感覚異常
  • 立ち上がり・歩行で症状が悪化
  • 腰を反ると痛みが増す(脊柱管狭窄症で多い)
  • 前かがみで悪化(椎間板ヘルニアで多い)

◆ 整骨院での施術例

🔹 手技治療

腰部・臀部・太もも裏の緊張を緩めて神経の圧迫を軽減。

🔹 鍼灸

深層の緊張を和らげ、血流改善や炎症軽減に効果的。

🔹 ハイボルテージ治療(HV)

急性の痛みに即効性。神経周囲の炎症を抑える。


◆ 自宅でできる再発予防(簡単なもの)

◎ お尻ストレッチ(梨状筋ストレッチ)

椅子でも仰向けでもできて再現性が高い。

◎ ハムストリングスの軽いストレッチ

下肢後面の緊張を緩める。

◎ 骨盤の前後運動

腰椎と骨盤の動きを整える。

◎ 5〜10分のウォーキング

血流改善・姿勢維持に効果。