外側上顆炎とは

繰り返す手首の運動により、手首を動かす筋肉の付着部である肘の骨(外側上顆部または内側上顆部)で炎症を起こす疾患です。テニスのストロークでこの症状になりやすいことからテニス肘とも呼ばれます。

外側上顆炎

日常の家事(フライパンを振ったり布きんをしぼったり)や仕事などが原因である場合が多く、痛みの消失まで時間がかかり、増悪や緩解を繰り返すことが多いです。 また、肘の関節の変形がある場合は非常に治りが遅いです。

当院の治療方法

拡散型ショックウェーブ

体外衝撃波疼痛治療は元々、尿管結石などの体内粉砕などに使用されている治療でしたが、近年その治療理論を用いて整形外科分野で難治性疼痛治療として使用され始めたのが拡散型ショックウェーブです。
特に外側上顆炎(テニス肘)、足底腱膜炎、膝蓋腱炎、腱鞘炎、肩関節周囲炎、ランナー膝、鵞足炎、アキレス腱炎、手根管症候群などの症状に非常に有効と言われております。

整形外科でもショックウェーブを導入しているところはまだ少なく、整骨院ではまだ全国でも数えるほどです。道内ではまだ数院程度しか導入がない器械です。

衝撃波の刺激による効果

  • 細胞代謝増加、血管拡張、血管新生を促進→機能の復元・代謝変化の促進
  • 神経系の炎症が減少・神経生理学的反応→痛みの軽減
  • 筋過緊張の緩和→筋の伸張性・可動域の改善

といった効果が期待できます。

料金目安

例えば、整形外科では保険点数5,000点=50,000円→3割負担の場合1回16,500円

当院では…

1回
3,300円
3回券
8,800円
5回券
13,200円
10回券
23,100円

※軽度な症状であれば、1度の治療でも症状の改善が得られる場合もありますが、完治までの目安は通常3回~10回程度の治療が必要になります。

※価格は全て税込です

副作用について

基本的に副作用はありませんが、治療中・治療後の疼痛、治療部位の腫腫(腫れ)、点状出血、感覚異常、知感低下、神経痛等神経障害、湿疹が生じる場合があります。
※いずれも数時間~数日で軽快します。

その他の治療法

その他、鍼灸治療、電気治療、手技治療、テープ治療、ストレッチを行います。
傷ついた組織を元に戻すことはできませんが、治療とスポーツの制限で、症状を消失させることができます。
症状が強い場合は専門医を紹介いたします。

  • 国家資格をもつプロの施術
  • 全国トップレベルの技術力
  • 痛みの原因を的確に捉えます
ご予約はこちら

治療期間

変形を伴わない外側上顆炎であれば、治療と日常生活の改善で1~2週間程度で症状が消失します。
変形が伴う場合や日常生活の改善が難しい場合は長期に及ぶことがあります。
症状が改善しない場合などは無理に通院させず、専門医を紹介いたします。

3. 日常生活で気を付けること

  1. テニスエルボーバンドを装着して生活をする

  2. 痛みの原因となっている動作を制限する

  3. 痛みのある方の手で荷物を持たない

  4. 肘が冷えないように保温する

  5. こまめにストレッチをする

4. 自宅でできる対処法

◆前腕筋のストレッチ◆

イメージ画像

① 伸筋群のストレッチです。

肘を伸ばしたまま、反対の手を使って手首を曲げていきます。
筋肉が伸びきったところで10秒間とめます。

イメージ画像

②屈筋のストレッチです。

肘を伸ばしたまま、反対の手を使って手首を反らせていきます。
筋肉が伸びきったところで10秒間とめます。

◆マウスの使用の仕方◆

マウスを使用する際、手首を反らせてしまうことで肘への負荷が発生します。
手首の下にタオルなどを入れて楽な角度に調整してください。

イメージ画像

◆テニスエルボーバンド◆

イメージ画像

装着することで炎症部分への負荷を軽減してくれます。
正しく装着する必要がありますので、スタッフの指導に従ってください。