慢性腰痛・ぎっくり腰とは
腰椎の変性を基盤とする腰痛もありますが、多くの場合不良姿勢や運動不足などが原因で筋肉が緊張し、筋肉内の血液のめぐりが悪くなり発生します。
また加齢に伴う腰痛の場合、腰椎の変性や筋力の低下が原因で、体幹を支えられず慢性的な腰痛になってしまいます。
この状態が長く続くと筋肉を傷めやすくなり、わずかな力が引き金となり急性腰痛(ぎっくり腰)を引き起こします。
改善が見られず内科疾患を疑う場合は専門医を紹介することがあります。
治療期間
症状に応じて様々です。ぎっくり腰であれば3日~1週間程度ですが、慢性腰痛は根本の原因が解決しなければなかなか良くなりません。
普段は腰痛がない方であれば1週間程度で良くなりますが、矯正治療が必要な方は1~3ヵ月程度かかる場合があります。
日常生活で気を付けること
運動不足や不良姿勢が大きな原因の一つであるため、日常生活の改善で大幅な症状の軽減が見込めます。
自宅でできるストレッチを指導しますので、こちらを毎日行って下さい。
また慢性的な腰痛でお悩みの方は入浴など身体を温めることを推奨します。
ぎっくり腰の場合は安静とアイシングが基本です。痛みのある部位を氷嚢で冷やし安静に努めましょう。
自宅でできる対処法
◆ハムストリングスのストレッチ◆
①椅子やベッドに足を乗せ、膝を伸ばしたまま腰を前に曲げます
●20秒×3回
②しゃがんで両足首をつかみます
その際両足はそろえ、足首をつかむ手は親指を手前にします
③頭を下げたまま、胸とももが離れない様にお尻を上げます
●10秒×3回
◆アイシング◆
痛みが特に強い部分を中心に20分程度おこなう
矯正治療、鍼灸治療、腰椎牽引、電気治療、手技治療、筋膜リリースを行います。
特に姿勢による要素が強い場合には骨盤矯正を中心に姿勢の改善を目的に治療します。
急性腰痛の場合はアイシングやMCR(微弱電流)、鍼灸治療中心に治療します。
また筋力の低下が原因の場合はインデプス(EMS)をオススメしています。