シンスプリントは、すねの内側(脛骨内側)に痛みが生じるスポーツ障害の一つです。特にランニングやジャンプを繰り返すスポーツをする方に多く見られます。悪化すると疲労骨折につながることもあるため、早めのケアが重要です。


シンスプリントの主な症状

すねの内側(脛骨内側)に痛みや違和感
運動後に痛みが出るが、進行すると運動中や日常生活でも痛みが続く
すねの骨を押すと痛みがある
動かし始めに痛みが強く、ウォームアップ後に一時的に軽減することがある


シンスプリントの原因

💥 オーバーユース(使いすぎ)
ランニングやジャンプを繰り返すことで、すね周りの筋肉(ヒラメ筋・後脛骨筋・長趾屈筋など)が硬くなり、脛骨に過剰な負担がかかることで炎症が起こります。

💥 不適切なフォームや靴の影響
・足のアーチの低下(偏平足)
・クッション性の低いシューズの使用
・硬い地面での長時間のトレーニング

💥 筋力不足や柔軟性の低下
ふくらはぎや足の裏の筋力が不足していると、衝撃を吸収できず、骨に負担がかかります。


シンスプリントの治療法

① 安静・アイシング

炎症が強い場合は、運動を一時的に休み、痛みのある部分をアイシングすることで炎症を抑えます。

② 手技療法・ストレッチ

ふくらはぎの筋肉を緩めるために、マッサージやストレッチを行い、筋肉の柔軟性を向上させます。

③ ハイボルト治療・体外衝撃波治療

ハイボルト治療:高電圧の電気刺激で炎症を抑え、痛みを和らげます。
体外衝撃波治療:血流を促進し、組織の修復を促します。

④ テーピング・インソールの活用

アーチをサポートするテーピングや、足に合ったインソールを使用することで負担を軽減できます。

⑤ 運動療法・リハビリ

痛みが軽減してきたら、ふくらはぎや足の裏の筋力を強化するトレーニングを行い、再発を予防します。


シンスプリントを予防するために

正しいフォームでランニング・ジャンプを行う
クッション性の高い靴を選ぶ
運動前後にしっかりストレッチを行う
トレーニング量を急激に増やさない

シンスプリントは早期治療と適切なケアで改善が可能です。痛みが気になる方は、ぜひ当院までご相談ください!📞