腰椎すべり症は、脊椎の下部にある腰椎が、隣接する椎骨に対して前方または後方にずれてしまう状態を指します。このズレにより、腰や足に痛みが生じたり、神経が圧迫されてしびれや麻痺が起こることがあります。

腰椎すべり症の原因

加齢による変性:椎間板や靭帯の変性によって、椎骨が安定性を失い、ズレが生じることが多いです。特に高齢者に多く見られます。
外傷:転倒やスポーツによる衝撃などで、腰椎に過度の負荷がかかり、すべり症を引き起こす場合があります。
先天性:一部の患者では、脊椎の形成が正常でないため、若年期からすべり症の兆候が見られることもあります。

 症状

腰痛:最も一般的な症状で、腰椎に負荷がかかる動作や長時間の立ち仕事で痛みが悪化します。
下肢のしびれや痛み:神経が圧迫されることで、足や臀部に痛みやしびれを感じることがあります。
歩行困難:進行すると、歩行中に痛みが出たり、脚に力が入らなくなることもあります。

治療法

1. 保存療法:軽度の症例では、痛みや炎症を抑えるために、物理療法やストレッチ、姿勢改善を行います。また、薬物療法(鎮痛剤や消炎剤の服用)も一般的です。
2. リハビリ:腰椎周囲の筋肉を強化することで、腰の安定性を向上させ、症状を緩和させます。運動療法や体操が効果的です。
3. ハイボルト療法:高周波の電流を使い、痛みの根本原因に働きかける治療法で、炎症を抑え痛みを軽減します。
4. 体外衝撃波治療:患部に衝撃波をあて、組織の回復を促進する治療法も、すべり症の症状改善に有効です。

 

腰椎すべり症は適切な治療を受けることで、痛みや日常生活の不快感を軽減することが可能です。てて整骨院二十四軒店では、腰痛やすべり症に対して専門的な治療を提供しており、患者様一人ひとりに合わせたアプローチで改善を目指します。